ご冥福を・・・ [幸せのたね]

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 歌舞伎俳優中村獅童さんのお母様がお亡くなりになり、
喪主である獅堂さんのあいさつが、
なんとも情にあふれていたので掲載させていただきます。

「皆さま、本日はお寒い中、12月のお忙しい中お集まりいただきありがとうございます。昨日も雨が降る中、我々が思っていた以上に皆さまにお集まりいただきまして、あらためて、おふくろの人柄というものが分かったような気がいたします。

 僕は弱い人間です。僕は思っている以上にお母さん子だったみたいで、おふくろがいないと何にもできないんだってことが、今ごろになって分かりました。僕が安心して舞台に立てるよう、安心して芝居ができるように、どれだけおふくろが陰で支えてくれていたってことが、今まで分かってたつもりなんですけど、こうならないと本当の意味で分かりませんでした。本当に僕は愚かで、涙ひとつ見せず気丈に振る舞っていたいところですが、まだまだだめです。

 おふくろが何年か前にけがしてる猫を拾ってきて、非常に人見知りの猫なんですが、おふくろだけにはなついていて。その猫が、今日も家の外で、おふくろが帰って来るのを待っている。ああ、猫にもこんなに愛されたんだ…。ちーちゃんっていう猫なんですけど「ちーちゃん、中に入りなさい」って言っても入って来てくれないんです。もう、おふくろがいないと何にもできないんです、僕…。

これから、今まで以上に一生懸命やらせていただきます。中村獅童はおふくろがつくった、小川陽子がつくった最高傑作だったと言われるような役者になれるよう頑張ります。皆さま今まで以上に厳しいご指導、よろしくお願いします。

 皆さまの前で言わせてください。おかあさん…本当にありがとう。」


 素直な気持ち・・・ですね。



 私の母が亡くなった時、
突然だったので、
なんの言葉もかけてあげることができませんでした。

 ただ・・・
以前より、元気なうちに感謝の言葉を・・・
と思っていたので、
亡くなる1ヶ月ほど前の結婚式で、
ほんの一部だけ、感謝の言葉を伝えることができたのは救いでした。

 母は、亡くなるちょっと前に
父との出先、一人でいる時に電話をかけてきて
「結婚式の時にもらった手紙を
今見ていたんだ・・・」と。
そうそう、この時期でした。

 式前日、なぐり書き!?で
清書もせずに、書いた手紙・・・
大事に持っていてくれたとは思いませんでした。

 まだまだ伝えたいことも
聞きたいこともあったんですけどね。。。

 逆に・・・
そんな感謝の言葉、
言わないでおいた方がよかったかな・・・・
その方が、未練たっぷり
この世に長生きしてくれたかも・・・
なんても思ったり。


 もうすぐ、母の命日です。
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あゆさこ

男の人は、やっぱり、お母さんが大好きなんですね。(^_−)−☆
お母さ〜ん!と、最後によんでましたもんね。*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*
by あゆさこ (2013-12-29 16:41) 

はちぽち

>あゆさこさま、
そうですね~
そういえば、父の母が亡くなった時の父の姿も
よく覚えております。。。
by はちぽち (2014-01-06 13:47) 

花

男の人の方が・・・ダメみたいですね。

私の兄も、亡父の時より、亡母の時の方が落ち込んでいましたし、
夫も、義兄もすごく哀愁に満ちていましたし。

獅童さんが 思い切って声に出してくれて良かったように思いました。
by 花 (2014-01-06 20:42) 

はちぽち

>花さま^^、こんにちは♪
男の人(こと昔の人)は、どちらかというと感情を出さないからか、さらにそう感じますね。
今風?で、著名な獅童さん、
イメージが少し変わりました。

母親って、やっぱり特別なのかもしれませんね^^
by はちぽち (2014-01-07 11:07) 

花

ほんとうにね・・・。
by 花 (2014-01-08 21:49) 

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