『三猿』 [みる]
東照宮表門をくぐって、すぐ左手にある『神厩舎』(いわゆる神馬の馬小屋)。東照宮では、唯一漆を塗っていないシンプルな装い。
ここに、有名な『三猿』の彫刻があります♪
この女性は、じつは私じゃないんですけど^^;、自分でも、こんな服着てたっけ?!と思うくらい自分と見間違うショット。。。 実は、ここに来る前に、あまりに暑かったので^^;避暑のために表参道から左手に入ったところにある「日光東照宮宝物館」に寄りまして…
そこで、『三猿』は8枚の物語の一部であることを知りました!
長押(なげし)という部分の8枚の彫刻は人の一生を風刺していると。
それを踏まえて、見てみると興味深いですね。なぜだか、写真を撮り逃しちゃったのもあるのですが…
① 【赤ん坊時代】親子の猿
母猿は手をかざして遠く(子どもの未来)を優しくみつめています。それを子猿は信頼しきって首をかしげて母猿を見つめています。『子供の幸せな未来を願う母親の気持ち』が表現されている。親は、子供より高い目線で、より多くの物事を見て判断し、子どもを守っている。
② 【幼少期】見猿・言わ猿・聞か猿
これが三猿。『子供のころは悪い事を見たり・言ったり・聞いたりしないで、素直なままに育ちなさい。』という教育論の意味が込められています。
③ 【独り立ち直前の猿】
①②では、親兄弟と一緒ですが、この猿は一匹の猿が前を向いています。じっくり腰を落ち着けて、これからの人生を考えている。でもまだ、親の目線の高さに。
④ 【青年期】上を見上げる猿
2匹の猿が上をみあげています。『右側の方角の雲が青く塗られていることから、青雲の志を抱く青年期の象徴』とされています。ここから、一段高くなっています(1枚目の写真の左の⇒)。
⑤ 挫折を知る猿と友を慰める猿
3体の猿のうち、左側の1匹の猿は下を向いています。これはちょうど人生の崖っぷちに立たされた状態。左の猿が迷い悩む友を慰めている様子。右の猿は、挫折を乗り越え、しっかりと地に足をつけている。
ここまでが正面、角を曲がって西側へいくと『新たな人生』、まさに人生の岐路…を表している(一枚目の写真、右の⇩)。
⑥ 恋愛に悩む猿
右側の猿はボーッと考え事をしている。恋愛の悩みを通して、成長する。
⑦ 【結婚】夫婦で荒波を乗り越える猿
仲睦まじい2匹の猿。目の前に横たわる「人生の荒波」を力を合わせて乗り越え、支え合いながら生きる夫婦の姿を表しています。バラ色の雲と「平安」を花言葉にもつ白いバラが彫られています。
⑧ 妊娠した猿
子供も親となり、子育てをして、やっと親の苦労がわかる。ここでとりあえず物語は終了です。
妊娠し、そしてまた子供が産まれれば、また物語は最初の彫刻に戻るわけです。
こんなストーリーがあったとは!
じっくり、見てみると興味深いです。
⑦枚目、しみじみ見入ってしまいました^^
ここに、有名な『三猿』の彫刻があります♪
この女性は、じつは私じゃないんですけど^^;、自分でも、こんな服着てたっけ?!と思うくらい自分と見間違うショット。。。 実は、ここに来る前に、あまりに暑かったので^^;避暑のために表参道から左手に入ったところにある「日光東照宮宝物館」に寄りまして…
そこで、『三猿』は8枚の物語の一部であることを知りました!
長押(なげし)という部分の8枚の彫刻は人の一生を風刺していると。
それを踏まえて、見てみると興味深いですね。なぜだか、写真を撮り逃しちゃったのもあるのですが…
① 【赤ん坊時代】親子の猿
母猿は手をかざして遠く(子どもの未来)を優しくみつめています。それを子猿は信頼しきって首をかしげて母猿を見つめています。『子供の幸せな未来を願う母親の気持ち』が表現されている。親は、子供より高い目線で、より多くの物事を見て判断し、子どもを守っている。
② 【幼少期】見猿・言わ猿・聞か猿
これが三猿。『子供のころは悪い事を見たり・言ったり・聞いたりしないで、素直なままに育ちなさい。』という教育論の意味が込められています。
③ 【独り立ち直前の猿】
①②では、親兄弟と一緒ですが、この猿は一匹の猿が前を向いています。じっくり腰を落ち着けて、これからの人生を考えている。でもまだ、親の目線の高さに。
④ 【青年期】上を見上げる猿
2匹の猿が上をみあげています。『右側の方角の雲が青く塗られていることから、青雲の志を抱く青年期の象徴』とされています。ここから、一段高くなっています(1枚目の写真の左の⇒)。
⑤ 挫折を知る猿と友を慰める猿
3体の猿のうち、左側の1匹の猿は下を向いています。これはちょうど人生の崖っぷちに立たされた状態。左の猿が迷い悩む友を慰めている様子。右の猿は、挫折を乗り越え、しっかりと地に足をつけている。
ここまでが正面、角を曲がって西側へいくと『新たな人生』、まさに人生の岐路…を表している(一枚目の写真、右の⇩)。
⑥ 恋愛に悩む猿
右側の猿はボーッと考え事をしている。恋愛の悩みを通して、成長する。
⑦ 【結婚】夫婦で荒波を乗り越える猿
仲睦まじい2匹の猿。目の前に横たわる「人生の荒波」を力を合わせて乗り越え、支え合いながら生きる夫婦の姿を表しています。バラ色の雲と「平安」を花言葉にもつ白いバラが彫られています。
⑧ 妊娠した猿
子供も親となり、子育てをして、やっと親の苦労がわかる。ここでとりあえず物語は終了です。
妊娠し、そしてまた子供が産まれれば、また物語は最初の彫刻に戻るわけです。
こんなストーリーがあったとは!
じっくり、見てみると興味深いです。
⑦枚目、しみじみ見入ってしまいました^^
2011-10-11 13:09
nice!(1)
コメント(4)
私も行ってみて初めて全ストーリー知りました^^
よくできてますよね。
昔の人たちはすごい。
日光東照宮はあちらこちら
あーこれが教科書で見たあれかー、とか
あーこれがいつもテレビで観ていたあれかー、
とか言いたくなる建物や作品がずらっとありますよね。
by kyokolyn (2011-10-14 13:47)
>kyokolynさん^^、
ほんとに、歴史的建造物って深いですね~
年齢によっても、見る観点も変わるし、
何回か行くと、新たなことを発見したり・・・
これも、また‘うろうろ’なのかもしれないです。
1度行ったところでも、
また行ってみるのも楽しいですね♪
東照宮の細工は、色遣いといい
細かいところまでじっくりみないともったいないですね^^
by はちぽち (2011-10-15 16:36)
はちぽちさま
日光に観光に行って来たんですねぇ!(^.^)
そんなストーリーがあったなんて知りませんでした。(..;)
「みざる、きかざる、いわざる」これしか、知りませんでしたよ~。(笑)教えていただき、少しばかり、賢くなりました!・・・かな?(笑)
by あゆさこ (2011-10-15 21:04)
>あゆさこさん♪^^、
夏に、汗ダラダラかきながら^^;行ってきました。
あの辺りは、紅葉シーズンもいいでしょうね~♪
三猿も、3回目にして初めて知りました(@@)
行ったからには、ちゃんと見て
先人の知恵、しっかり学んでおきたいです^^ゞ
by はちぽち (2011-10-16 18:16)